(台北 12日 中央社)台湾映画「大仏+」(大仏普拉斯)の台北プレミアが11日、台北市内で行われ、柯文哲台北市長や鄭麗君文化部長(文化相)らが作品を鑑賞した。上映前に取材に応じた柯市長は、映画にとって最も重要なのは観客に映画館に足を運んでもらうことだとし、この日に来場したのも同作への賛同と支持を表すためだと語った。
同作は社会の隅で生きる庶民の物語を通じて、台湾社会においてどうにもならない様々な事象をモノクロ映像と台湾語を用いて風刺的に表現した作品。今年の台北映画祭(台北電影節)でグランプリをはじめ5部門を受賞したほか、11月に発表されるゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)では最多10部門にノミネートされている。
台湾で13日公開。日本では、25日に開幕する「第30回東京国際映画祭」のワールド・フォーカス部門で上映される。