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「前乗り後降り」混雑緩和? 京都市バスで実験

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混雑緩和に向け、前乗り後降り方式の実証実験を行う京都市バスに乗り込む利用者



観光客の増加で車内混雑が慢性化している京都市バスで14日、前方からの乗車時に運賃を払い、扉の幅が広い後方から降りる「前乗り後降り」方式を試行する実証実験が始まった。
降車口は車体中央部にあるため、車内前方と後方のどちらからも降りやすく、混雑緩和を狙う。市交通局は、乗客が車内やバス停でスムーズに動けているかなど、効果や課題を調べた。

 市バスでは従来、中央部から乗って前方の降り口で運賃を払う「後乗り前降り」方式を採用している。しかし近年は外国人観光客ら地理に不安がある客が、降車口に近い車内前方に固まりがちで、後方の乗客が降りにくいケースが生じていた。

 実証実験は、清水寺や銀閣寺など人気観光地を巡り、1便あたり乗客数が最多の100号系統で実施。主なバス停で、調査員が乗客の乗降時間を計測したり、バスに乗り込んで混雑具合を見た。東山区の祇園バス停で乗車した大阪府茨木市の小西ゆかりさんは「先払いは降りやすいが、運賃箱の向きが逆なのでカードを通しづらく改善してほしい」と感想を話した。

 発着点の京都駅前バスターミナルでは、日本語に加えて英語版のアンケート用紙を用意し、外国人観光客の感想も聞き取った。

 実証実験は15、28、29日も行う。結果を踏まえ、実際に導入するかを決めるという。


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