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台湾漫画フェス初開催 画家368人が各地の特色を絵に

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(台北 25日 中央社)台湾のオリジナル漫画が集結する「第1回台湾漫画フェスティバル」が24日、台北市内で開幕した。メインのエリアでは368人もの画家がそれぞれ台湾全土368郷鎮(町村)の代表的な建築やグルメ、伝統文化などを描いた作品を展示。手掛けた画家によって異なる工夫が作品の中で見られ、各地域の多様な姿が表現されている。

同イベントは、台湾本土の漫画家に作品を展示する場を設けると同時に、作品を見た人々にも郷土への関心を持ってもらおうと台北市漫画従業人員職業工会(労働組合)によって企画された。また、有名漫画家と若手漫画家の連携を通じ、台湾漫画界の未来の発展性も伝えるという。

イベントのキュレーターを務める同会の頼有賢秘書長(幹事長)によれば、開催の背景には台湾で行われる大型の漫画イベントに出展される作品の多くが日本の漫画で、台湾のオリジナル作品はめったに見られないという現状があるという。

頼秘書長は、368人もの画家から作品を集めるのに最も苦労したと話す。各地の特色に関する資料探しや構図の表現など、画家にとって時間がかかる創作作業を短時間で終えてもらう必要があり、別の仕事を抱えている画家もいたため非常に困難なプロジェクトとなったと語った。

同イベントは松山文創園区3号倉庫で11月4日まで。


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