二科展会場+(京都市左京区・市美術館別館)
毎秋恒例の「二科展」(京都新聞など主催)が24日、京都市左京区の市美術館別館で始まった。初日から多くの美術ファンが来場し、清新な作品に見入った。
今年で102回目。絵画、彫刻、デザイン、写真の4部門で、京滋を中心に入選作、会員、会友の作品計281点を展示する。伊庭新太郎、黒川彰夫、中原史雄、西岡伸太ら京滋の有力作家各氏から若手まで幅広く発表している。
柔らかな色彩に詩情が漂う抽象画、写実的な風景画をはじめ、三角形が20面体をなす木彫、爽やかな立ち姿の女性の彫刻、「持続可能な観光国際年」をテーマにデザインしたポスターなどが並んでいる。京都新聞賞は、絵画の戸川洋子(大津市)、デザインの藤本恵一郎(京都市中京区)、角井正博(伏見区)の各氏が選ばれた。29日まで。有料。