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台台北郊外の小旅行 台湾鉄道・山佳駅に日本統治時代の面影を尋ねる

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(新北 27 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)山佳駅(新北市樹林区)には、日本統治時代に建設された旧駅舎が今も残り、炭鉱で栄えた地元の歴史を伝えている。

樹林区一帯には、かつて7カ所の炭鉱があり、石炭を運搬するために1901(明治34)年に建設されたのが、山仔脚駅(現在の山佳駅)だった。現在残っているのは1928(昭和3)年に建て替えられた駅舎で、第2 次世界大戦前に建造され今も現存するのは台北-新竹間では同駅のみ。2002年に新北市の古跡に指定された。

2011年の新駅舎竣工に伴い旧駅舎の使用は終了したが、修復工事を経て、今年2月から歴史スポットとして公開されている。あわせて駅周辺も再整備され、新設された公園には、石炭車と貨車移動機などが展示され、石炭がせわしく搬送されたであろう当時の面影をとどめている。付近には、かつて石炭発掘量で地元一を誇った「蓋淡坑」跡地も残る。

樹林区の林耀長区長によると、山佳には、魚が戯れる渓流が自慢の「山仔脚公園」や水鳥も観察できる人工湿地帯「鹿角渓人工湿地」など、見どころがたくさんある。

山佳駅は、台北駅から南方面に各駅停車で6駅目。ツーリストでも手軽に歴史と自然探訪を楽しむことができる。


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