(高雄 2日 中央社)高雄市政府交通局は6日から30 日まで、市内の「アジアニューベイエリア」(亜州新湾区)で、小型の無人自動運転バスの試験運行を行う。期間中、一般の人も体験乗車できる。
同市は10月に、環境に配慮した交通機関の利用を促進する「エコモビリティ世界フェスティバル」を開催するなど、新時代の公共交通の推進に高い意欲を示している。自動運転バスは、4月に協力覚書を交わしたフランスの電気自動車メーカー「イージーマイル」から導入した。
試験運行が行われるアジアニューベイエリアは、同市のウオーターフロント開発計画が進められている地区で、高雄ライトレール(軽軌、LRT)や高雄メトロ(MRT)などが区内の各地を結ぶ。ここに低コストで柔軟性のある運営が可能な自動運転バスを投入し、シャトルバスとして運行することで、同エリアのエコ交通をより充実させるのが狙い。同市交通局は今回の乗車体験が新たなビジネスモデルにつながることに期待を示している。
体験乗車のルートはLRTの軟体園区駅(C7)と高雄展覧館駅(C8)間を結ぶ片道約1キロの区間で、所要時間は乗降時間を含め約20分。