(嘉義 4日 中央社)阿里山森林鉄道(南部・嘉義)の全線復旧が早ければ2021年7月になる見通し。同鉄道を管理する林務局嘉義林区管理処が2日に明らかにした。
同鉄道は2009年の水害で甚大な被害を被った。全線復旧を目前にした2015年9月に台湾を襲った台風で再び被災。再度の復旧工事を経て、今年7月までに、十字路-第一分道間を除く全区間が段階的に開通している。
林務局嘉義林区管理処の李定忠副処長によると、最後の難関となる沿線最長の屏遮那トンネル(全長約1077メートル)掘削工事の完成は2020年末になる予定。
李副処長は、現場の被害状況は深刻で工事は難航を極めるが、乗客のためにも一日も早く全線復旧を達成したいと語っている。