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3宿泊施設、相次ぎ開業へ 京都、三条両駅周辺

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(ホテル「ザ・サウザンドキョウト」)



京阪ホールディングス(HD)は7日、JR京都駅(京都市下京区)と京阪電気鉄道三条駅(東山区)の周辺で新たに宿泊施設3棟を開業する計画を発表した。価格帯や業態の幅も広げて京都でのホテル事業を多角化し、訪日外国人を中心に広がる多様な宿泊需要の取り込みを狙う。

 京都駅周辺では、京阪グループの京都センチュリーホテル(下京区)に隣接する旧京都第2タワーホテル跡地に、レストランや婚礼施設などを備えたグループの旗艦ホテル「ザ・サウザンドキョウト」を2019年1月に開業する。

 地上9階地下1階で客室は222室。宿泊料は1室平均2万円台後半を想定する。センチュリーホテルの宴会場も改装して新ホテルの併設施設に組み替える。一連の投資額は計174億円を見込む。

 また、駅南側の南区東九条では宿泊主体型の「ホテル京阪京都八条口(仮称)」を18年秋にオープンさせる。5階建てで234室。修学旅行にも対応し、大型バスの駐車場も設ける。

 京阪HDは京都駅周辺の既存ホテル4棟も近年相次いで改装し、一部は料金を引き上げるなど高級化を進めている。「京都駅前の宿泊需要は特に強い」(加藤好文社長)といい、幅広いホテルブランドの展開でビジネス客も含む多様なニーズに対応する。

 一方、三条駅南側では所有する3階建てビルを改装し、カフェとホテルの機能を融合させた新業態の施設「カフェテル(仮称)」を18年春に開業する。全21室が女性専用で、相部屋の利用にも対応。ITに親しみ、交流や体験を重視する20~30代の「ミレニアル世代」がターゲットだ。

 宿泊料は1泊4千円台と安く設定し、「少人数の女子旅の需要を取り込む」(稲地利彦取締役)という。


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