ブルーノ・ド・フェラウディー氏(左から2人目)
(台北 8日 中央社)仏タイヤ大手のミシュランは6 日、飲食店などの格付け本「ミシュランガイド」の台北2018版を来年第1四半期に発行すると発表した。同社のブルーノ・ド・フェラウディー地域代表が同日、台北市内で記者会見を開いた。ミシュランガイドが台湾を調査対象にするのは初めて。
フェラウディー氏は、台湾に多くの行列店や露店があることに言及。調査員は列に並ぶのに時間を費やす必要が出た一方で、行列は食べ物が一定の評価を受けている証だとし、基準に合格しさえすれば露店も掲載されうると説明した。
調査員については、台湾のグルメの多様性に対応するため、海外の人のほか、現地出身者も採用したという。いずれもミシュランの社員。人数は明かされなかった。
台北以外の都市での発行に関してフェラウディー氏は、現在は台北に絞っているとした上で、台湾のその他都市を調査対象にすることにも前向きな姿勢を示した。