京都市東山区の清水寺は10日夜、夜間特別拝観を前にライトアップの試験点灯を実施した。色づき始めた約千本のモミジや堂宇が夜に浮かび上がるように照らされた。
同寺が春と秋に実施している恒例の特別拝観で、境内一帯がライトで照らされる。
「清水の舞台」で知られる国宝の本堂は、半世紀ぶりの本格的な修復工事中のため素屋根ですっぽりと覆われているが、ライトに照らされて檜皮(ひわだ)が剝がされた屋根が透けて見える。一方で、修復の終わった奥の院や釈迦(しゃか)堂、三重塔は色鮮やかに照らされていた。
夜間特別拝観は11日から12月3日まで。午後5時半に点灯し、午後9時に受け付けを終了する。拝観料が必要。