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運賃徴収開始の高雄LRT、利用客数半減 無賃乗車相次ぐ/台湾

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(高雄 13日 中央社)南部・高雄市内を走る高雄ライトレール(軽軌、LRT)の利用者数が1日の運賃徴収開始以降、平日は無料期間の半分程度に落ち込んでいる。毎日約40~50件の無賃乗車が発覚しており、運営会社の高雄メトロ(MRT)は運賃支払いの周知徹底を図っている。来年1月1日から無賃乗車には通常運賃の50倍の過料が科される。

高雄LRTは2015年10月に籬仔内-凱旋中華間2.2キロでプレ開業して以降、運転区間が順次延長され、今年9月に第1期区間(籬仔内-哈瑪星間8.7キロ)が全線開業。10月末までは無料乗車を実施していた。無料期間中の過去半年の利用者数は平日約7000人、休日約2万人。今月1日の徴収開始以降は平日はこれまでの約半分、休日は6割程度まで減少している。

高雄LRTには改札がないため、運賃収入を得る高雄市政府捷運工程局は利用者が規定通り運賃を支払うのか懸念を抱いている。

乗車する場合には自動券売機で片道乗車券を購入するか、ICカード利用者はプラットホームや車内に設置されている読み取り機を使用して運賃を支払う必要がある。だが、使用可能なICカードは「iPASS 」(一カー通)と遠東グループの「HappyCash」のみで、北部で普及している「イージーカード」(悠遊カー)は不可。高雄メトロの広報担当者によれば、検札で無賃乗車が見つかり、精算を求められた乗客の多くはイージーカード利用者だったという。12月末までは周知期間とし、無賃乗車客には通常運賃のみを請求する。(カー=上の下にト)

高雄メトロは運賃支払いを周知するため、プラットホームや車内で案内放送を実施するなどしている。


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