(台北 12日 中央社)台湾では最近地震が多発している。11日午後8時22分ごろ、中部・南投県竹山鎮を震源とするマグニチュード(M)5.1の本震が起き、同9時30分までにM3.2~4.1の余震が計7回発生。本震が起きる前にも活発な前震活動が続き、午後7時14分ごろには中部・雲林で最大震度5が観測された。いずれも大きな被害は伝えられていない。
気象局は今回の本震について正断層成分を含む横ずれ断層だと指摘。今後2週間でM4前後の余震が発生する可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。
中部以外では、12日午前6時54分ごろ東部沖を震源とするM4.5の地震が観測されている。震源の深さは77.1キロで最大震度は宜蘭県亀山島の3。また、同日午前8時半前後、同じ東部で花蓮県・秀林郷を震源とするM3.5の地震が2回あった。
同局のデータによれば、台湾では11月に入ってから、12日午前11時40分までに計43回の地震が発生している。うち10回は体で揺れを感じるものだった。
震度はいずれも台湾基準。