(台北 22日 中央社)求職サイト「yes123」が22日に発表したボーナス調査で、「支給する」と回答した企業が前年(64.7%)を上回る66.8%に上ったことが分かった。社員側の予想額平均は月給の1.1カ月分(前年1.03カ月分)で、過去9年の調査の中で、2014年(1.11カ月分)に次いで多かった。労使ともども楽観ムードが強まる傾向にあることが分かる。
「支給する」企業によると、額面は「前年並み」が67.8%、「増える」が23%。「減る」と回答した企業は9.2%となった。「支給しない」企業は4%(前年7.5%)にとどまり、「未定」は29.2%(同27.8%)だった。
一方で、社員を対象とした調査では、「支給されると思う」と回答した人が74.7%。「支給されない」とした人は前年(29.9%)よりも少ない25.3%となった。
予想額が高い業種トップ3は「金融保険」(2.33カ月分)、「運輸物流」(2.1カ月分)、「情報科学技術」(1.86カ月分)、低い業種トップ3は「マスメディア・広告」(0.45カ月分)、「文化・教育」(0.5カ月分)、「建設・不動産」(0.63カ月分)となっている。
調査は10月19日から11月1日にかけて、卒業あるいは兵役を終え、1年以上正規職員として働く20歳以上の同サイト会員を対象にインターネットによるアンケート方式で行われ、1375人から回答を得た。企業からの有効回答数は958件だった。