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故宮博物院、2018年から入場料一部値上げへ 外国人観光客に影響/台湾

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国立故宮博物院北部院区(台北市、北院)



(台北 14日 中央社)国立故宮博物院は来年1月2日から北部院区(台北市、北院)の一般料金を現在の250台湾元(約940円)から350元(約1300円)に引き上げる。台湾人は身分証を提示すれば150元(約560円)で入館できるため、今回の改定は外国人観光客に影響を及ぼす。一方、嘉義県にある南部院区(南院)の入館料は現在の250元から150元に引き下げられる。

同院は法律により、3年ごとに入館料を見直すことが定められている。前回2014年7月の改定から3年経過したため、入館者数や物価の変動、他国の大型博物館の入館料などを考慮して再び改定された。同院の林正儀院長が13日、立法院(国会)教育および文化委員会で質疑に応じ、今回の改定について明らかにした。

北院では一般料金のほか、団体料金も230元(約860円)から320元(約1200円)に値上げされる。未成年者の入館料も改定され、改定後は18歳未満であれば、台湾人、外国人問わず、無料で入館できるようになる。

北院と南院では、今年9月から相互のチケットの提示で無料入館が可能になるサービスを実施。ただし、来年からは外国人観光客が南院を先に観覧する場合は、南院で北院のチケットを購入する必要がある。北院のチケットで両方の院区に入館できるため、南院のチケットの購入は不要。いずれも、購入3カ月以内のチケットに限られる。実施は来年8月末までの予定。

1月1日は全館無料で入館できる。


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