(台北 18日 中央社)中国大陸の軍用機、Y8型機が18日午前、台湾南方のバシー海峡から宮古海峡上空へ抜ける長距離飛行を行った。馮世寛・国防部長(国防相)が海、空それぞれの状況を把握し、中国大陸軍機の行動を監視するように指示。軍用機や艦艇を派遣して対応したという。17日にも中国大陸軍機の同経路での飛行が確認されている。
馮部長は18日午前、立法院(国会)外交および国防委員会で来年度の予算に関する質疑に応じる予定だったが、同日午前11時ごろに同院を後にし、台北市内にある連合作戦指揮センターに向かった。中国大陸軍機は宮古海峡を通過して所属基地に帰還したという。
中国大陸軍機による台湾周辺空域での演習が繰り返されている。今月17日に飛行が確認されたのは、Y8情報収集機とY8電子戦機。同9日にも、爆撃機H6や戦闘機Su30が宮古海峡周辺を飛行している。