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体をかがめて橋くぐり スリリングな運河クルーズ 22日から/台湾・台南

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(台南 21日 中央社)南部・台南市で22日から、日本統治時代に掘られた「台南運河」を巡るクルーズ船が就航する。19世紀末まで台湾の政治・経済・文化の中心地だった古都・台南の街並みや港の風景を水上から楽しめるほか、手が届きそうな低い橋を体をかがめてくぐり抜けるスリリングな体験も売り物の一つとなっている。

安平港と市街地を結ぶ台南運河は全長約3.8キロ、幅約37メートルで、1926(大正15)年に竣工した。港に到着した外国の貨物船はそのまま水路で市街地に荷を運べ、地元に活気と繁栄をもたらした。しかし時代とともに需要が減少し、20~30年前から定期便の運航はなくなっていた。

クルーズは、運河や港周辺など約10キロを約1時間かけて巡る。運河に架かる12基の橋の一つ「新南橋」は、満潮時、橋の下部と水面との距離が約60センチになってしまうという“難所”。特製の平底船で、頭をぶつけないように通り抜ける。

新南橋の前身は「開運橋」という、日本統治時代に鉄道の枕木で造られた橋。防腐剤として黒いアスファルトのコーティングが施されたことから「烏橋」という名で親しまれた。

運営業者によると、運航スケジュール(ダイヤ)は潮の満ち引きによって変更があるため、毎月発表される時刻表を参照してから予約するのがいいという。土日には夜景が美しいナイトクルーズも楽しめる。
 

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