阿里山の紅葉=黄源明さん提供
(嘉義 22日 中央社)名高い観光地、阿里山森林遊楽区(嘉義県)では、ここ数日の冷え込みでカエデが程よく色付いた。林務局嘉義林区管理処は、初日に紅葉狩り、2日目に森林鉄道で御来光を拝みに行くという1泊2日の日程で年末年始の旅を楽しんではと提案している。
日の出と紅葉、両方を堪能できるのは「対高岳」。海抜約2400メートル地点にある展望台から眺める朝日が素晴らしく、来年元旦には、オーケストラの演奏や歌手の美声に包まれながら初日の出を迎える「阿里山日出印象音楽会」が開かれる。開催は16回目で、これまで多くの人々が山頂の寒さを忘れて音楽と絶景に酔いしれてきた。
地元でボランティアガイドを務める黄源明さんによると、同地の遊歩道は紅葉の名所としても知られており、今5~7分程度の色付き加減で、まさにこれからが見ごろ。このほか、雲海も見られる小笠原山(海抜約2488メートル)や日本統治時代の1919(大正8)年に建立されたという慈雲寺(同2170メートル)などでの紅葉狩りもお薦めだという。