京都・大原の三千院の僧侶たちが新年の無病息災を願って地域を回る托鉢寒行(たくはつかんぎょう)が行われました。
托鉢寒行は京都市左京区の大原にある三千院の僧侶や山伏などが毎年12月23日に行っています。
およそ60人が4つの組に分かれて地域の商店や住宅を回りました。
山伏のほら貝を合図に、笠をかぶった僧侶たちがお経を唱えると、地域の人たちが頭を下げたり手を合わせたりしてお布施を渡していました。
地域の女性の一人は「毎年来ていただいていて一年の締めくくりになります。来年の商売繁盛や健康を願いました」と話していました。
僧侶たちは23日一日で600軒余りを回り、集まったお布施は歳末の義援金などとして寄付されるということです。