出町桝形商店街にオープンしたミニシアター「出町座」。
京都市上京区の出町桝形商店街に２８日、新しいミニシアター「出町座」がオープンした。２スクリーンを備え、国内外の映画を上映する。運営会社の志摩敏樹代表（５５）はセレモニーで「商店街を盛り上げ、映画のまち、文化のまち京都を引っ張っていきたい」と意気込みを語った。
７月まで元立誠小（中京区）にあった立誠シネマを運営していた「シマフィルム」（本社・舞鶴市）がビルを改装して開いた。スクリーンは２階（４８席）と地下１階（４２席）にある。
２８日は、フランスのリュミエール兄弟が１８９５年、世界初の映画であるシネマトグラフを商業公開した記念日。それに合わせて、こけら落としには、同兄弟の作品を再編集した新作映画「リュミエール！」を２階で上映。１回目の上映は満席になった。
地元商店街の井上淳理事長（７１）は「出町一帯は多くの映画やアニメの舞台になっており、全国からファンが集まり、街がにぎわってほしい」と期待を話していた。