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二条城41年ぶり入城200万人達成 外国人客増などで

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来場200万人目となり、記念品を受け取る川口さん一家



世界遺産・二条城(京都市中京区)の2017年度の入城者数が27日、41年ぶりに200万人を達成し、記念セレモニーが開かれた。近年は外国人観光客の増加やイベントの開催などを背景に伸び続け、過去最高だった1970年度の記録も本年度に更新する見込みという。

 これまで入城者数が200万人を超えたのは70、73、75、76年度の4年だけ。バブル崩壊や修学旅行の「京都離れ」が指摘された1990年代は減少傾向となり、2000年度には113万人台にまで落ち込んだ。だが訪日外国人客の増加を追い風に、現代アート展「アートアクアリウム城」やライトアップ、夏の早朝開城といったイベントを重ね、入城者増につなげてきた。過去最高は70年度の211万4千人だが、17年度について市元離宮二条城事務所は「220万~230万人になるのでは」とみている。

 200万人目は、静岡県御前崎市から訪れた会社員川口良幸さん(40)。妻さおりさん(40)と長女の小学4年ここわさん(10)、次女の小学1年いろ葉さん(7)と家族4人で前夜から京都入りしていた。

 セレモニーでは門川大作市長が「来年は明治維新150年。さまざまなことに取り組むので何度もお越しください」と祝福し、二条城のマツで作った門松や図録、1年間無料の入城証などを贈った。川口さんは「子どものころ家族で訪れた二条城に子どもを連れて来たかった。いい記念になった」と話した。


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