(台北 29日 中央社)新しい年のスタートを初日の出で迎えたい人が多いのは台湾も同じ。元旦に開催される各地の初日の出イベントの一部を紹介する。
▽《東部・三仙台》熱気だけでなく、エコ意識も高まる年始め
三仙台(台東県)は台湾本島で最も早い初日の出を拝める場所の一つ。ここで行われる元日イベントの歴史は長く、今回で19回目。午前3時30分から8時30分までの間、地元出身の原住民(先住民)歌手などのパフォーマンスや抽選会、出店などをたっぷり楽しみ、最後に浜辺のごみ拾いで気持ちを引き締める。
▽《北部・福隆》バンドや太鼓で盛り上がり、クライマックスは鐘の音で
北部の日の出スポットとして名高い福隆海水浴場(新北市)では、午前4時から若手バンドのパフォーマンスや地元中学生の太鼓演奏など、熱気あふれるプログラムで会場を盛り上げる。日の出が近づくと僧侶による1分間の黙とうが始まり、一気に静かな雰囲気に。厳かな鐘の音に包まれながら初日の出を迎える。イベントは午前7時30分まで。
▽《南部・阿里山》音楽に包まれて楽しむ山の上の初日の出
山岳リゾート・阿里山(嘉義県)も、台湾有数の日の出の名所。海抜約2400メートル地点にある対高岳の展望台では、午前5時30分から午前7時25分まで、オーケストラの演奏や歌手の美声に包まれながら初日の出を迎える音楽会が開かれる。今年は付近の遊歩道のカエデが年末年始に見ごろを迎えるため、紅葉狩りも一緒に楽しめるという。