ほたるいか入りスープビーフン=張慰慈氏提供
(新北 2日 中央社)陶芸の街と呼ばれる北部・新北市鶯歌のギャラリーショップで、台湾陶芸と栃木県の益子焼の作品を集めた企画展が開催されている。日台19人の陶芸家が手掛けた「食卓で使って楽しめる」皿や器が展示販売されるほか、食と食器の生活美学を伝える公開料理イベントなど、さまざまな催しが予定されている。
6日に予定されている公開料理イベントで日本の味を紹介するのは、益子町を拠点にする陶芸家・栗谷昌克氏。ちらし寿司や肉じゃがなど、日常的に親しまれている料理で日本人のライフスタイルを伝えるという。
一方、台湾からは、「地元の食材を旬にいただく」という概念を提唱する作家・張慰慈氏が、ほたるいか入りスープビーフン(小巻魚米粉湯)や原住民(先住民)風のメンマと台湾人が好む豚肉を合わせた炒め物などで、民族の多様性から育まれた台湾の食文化をアピールする。
企画展に出品しているのは、大高正希氏、大塚一弘氏ら益子焼陶芸家12人と、王文玉氏、蔡俊偉氏ら鶯歌の陶芸家7人。開催は21日まで。