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海峡中間線付近の航路、中国大陸が一方的に使用開始 台湾反発

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黒い実線は台湾海峡の中間線。赤い丸を結ぶ破線は中国大陸側の、
青い丸を結ぶ破線は台湾側の航路=交通部民用航空局提供



(台北 4日 中央社)中国大陸は4日午前、台湾海峡の中間線付近に設定した航空路「M503」の北方向と3本の支線航空路の使用を台湾との協議なしに開始した。交通部民用航空局の林国顕局長は同午後、中国大陸側から通知を受けた直後に反対と抗議を表明したと説明。対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会の張小月主任委員は同日、飛行の即時停止を中国大陸に訴えた。

M503は2015年、沿岸部上空に設定されている航空路A470の混雑緩和のため、中国大陸が一方的に設定を発表。台湾は本島と離島を結ぶ路線の運航に対する影響などを懸念し反発した。その後、5度にわたる協議の結果、位置を大陸側にずらした上で、当初の予定より延期した同3月29日に南方向の供用が開始された。だが、M503と東山、福州、アモイをそれぞれ結ぶW121、W122、W123の3路線および北方向については現段階で供用しないことで合意していた。

林局長によれば、中国大陸側から通知を受けたのは午前8時過ぎ。台湾からの抗議にも関わらず、中国大陸の民用航空局は同10時に供用を公に発表した。M503を北方向に飛行した航空機は午後1時までで7機に上り、さらに1機がW122を飛行し、福州に着陸した。


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