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日月潭の名物カエル像「出現数が台湾全土の水不足の指標」は誤解

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(南投 7日 中央社)中部・南投県のダム湖「日月潭」に設置されている9匹のカエルが重なった銅像「九蛙畳像」。日月潭の水位によって湖面に姿を見せるカエルの数が変わるため、水位を表す指標として人々に親しまれている。渇水期には、出現したカエルの数があたかも台湾全土の水不足の状況と関連しているかのようにメディアで報じられることがあるが、台湾電力大観発電所の張天瑞副所長は誤解だとしている。

日月潭は元々、天然湖だったが、日本統治時代の1934(昭和9)年に水力発電所の竣工でダム湖になった。現在も大観1号、大観2号、明潭などの発電所がこの湖水を利用しており、水位が最大2メートル変化する日もある。

カエル像はあくまで水力発電において大事な役割を担う日月潭の水位の変動を紹介するもの。像は湖の中でも高い位置に設置されており、9匹全員が湖面に顔を出しているときでも、貯水率は80%を維持しているという。張副所長は、カエルの個数で水不足の程度を判断するのは正確ではないと注意を呼び掛けた。


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