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労基法再改正に抗議 野党・時代力量議員のハンスト、警察が強制排除/台湾

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(台北 8日 中央社)労働基準法の再改正に反対する野党・時代力量の立法委員(国会議員)5人は5日から、台北市の総統府前で抗議のハンガーストライキを行った。警察は開始から58時間が経った8日午前4時過ぎ、強制排除を実施。人道的な観点や交通秩序の正常化などのためだと説明している。時代力量党団は、引き続き反対の立場を固持し、応戦していくと表明した。法案の審議は同日午前、臨時国会で始まった。

労働基準法の再改正をめぐっては、労働者などから反対の声が噴出している。先月23日には台北市内で大規模な抗議デモが行なわれ、約1万人が参加した。

時代力量の黄国昌主席(党首)や林昶佐氏、洪慈庸氏ら立法委員5人は5日の臨時国会初会合閉会後、会議場に立てこもり、議長席周辺を占拠。占拠は与党・民進党議員らによる突破を受けて、約2時間で自主的に終了させたものの、その直後、総統府前でハンガーストライキを行うと発表。蔡英文総統が話し合いに応じ、納得のいく回答が出されるまで続けるとした。洪氏が6日、蔡総統に宛てた公開状をフェイスブックに掲載し、対話を求めたが、蔡総統は7日、臨時国会での協議を希望すると返答し、物別れに終わっていた。

時代力量によれば、強制排除された議員が病院で検査を受けた結果、健康状態に異常は見つからなかったという。

改正法案の審議が始まった8日の臨時国会では与野党の激しい攻防が繰り広げられ、議場は緊迫した空気に包まれた。立法院の周囲にはバリケードが設置されるなど、厳戒態勢が敷かれている。


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