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政府の補助金受けた台湾ドラマ、中国大陸で「独立支持」と非難 配信停止に

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(台北 8日 中央社)文化部(文化省)から補助金を受けた台湾のドラマが中国大陸で「台湾独立を支持している」と非難され、中国大陸当局により配信停止にされたことが7日までに分かった。同部は8日、台湾の映像製作者が中国大陸で表現の自由の侵害や政治的立場の検閲を度々受けていることに深い遺憾の意を表明。政治的要素の介入は産業の発展や両岸(台湾と中国大陸)の交流を妨げると強調した。

配信停止となったのは女優ルビー・リン(林心如)が主演兼プロデューサーを務めた「My dear Boy」(我的男孩)。男女の恋愛を描いたラブストーリーで、2016年に同部から2000万台湾元(約7700万円)の補助金を獲得。台湾では昨年末に放送開始、動画配信サイトなどでも公開されている。

中国大陸ではネットサービス大手のテンセント(騰訊)がドラマを配信。2話まで公開されていた。配信停止はメディアを監督する広東省新聞出版広電局の公式サイトに「台湾独立を支持する補助を受けており、独立を宣伝するドラマだ」とする指摘が視聴者から寄せられたことが背景にあるとみられている。投稿者は「影響力を持つテンセントで台湾独立宣伝ドラマの公開を容認するのは、中国の核心的思想や社会主義的価値観と合致しない」と訴え、同局はこれに対し、すでに配信停止にしたと回答したという。

ルビー側は7日、中国大陸で広く使用されている短文投稿サイト「ウェイボー」(微博)に声明を発表。ルビーは両岸の平和と友好な発展を望んでおり、「ルビー・リンは台湾独立支持者だ」などとする内容がネット上で拡散されていることは「悪意ある誹謗中傷」だとし、弁護士に法的措置を取るよう依頼したと説明した。


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