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宇治の茶師や茶商に光 京都・平等院で企画展

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初公開となる「三嶺守際坐像」(右)などが並ぶ新春特別展



江戸時代以降に活躍した宇治の茶師や茶商に光を当て、茶の歴史をひもとく新春特別展「宇治茶ブランドの形成」が13日、京都府宇治市宇治の平等院ミュージアム鳳翔館で始まった。茶業発展を下支えした先人の木像や書物計16件、パネルを並べた。

 平等院を守護したと伝わる「平等院候人(こうじん)」の子孫で、宇治茶の歴史やまちの様子を書物にまとめた茶師・三嶺(さんれい)守際(しゅさい)の坐像を初公開した。平等院塔頭・浄土院羅漢堂を建立したと伝わる茶師・星野(ほしの)道斎(どうさい)の坐像も紹介している。

 また、1879(明治12)年の第1回製茶共進会で宇治茶製法が特別賞を受賞したことを記念して境内に建立された記念碑の完成予想図「製茶記念碑有志金募集簿」や、「辻利右衛門翁銅像台座設計青図」も展示している。

 2月後半に展示替えし、延べ25件を並べる。3月29日までで、無休。平等院の拝観料が必要。


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