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監察委員の同意権投票 国民党議員が反発 ブース倒す/台湾

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(台北 16日 中央社)立法院院会(国会本会議)は16日、監察委員の同意権を行使し、蔡英文総統によって指名された11人について就任の是非を問う投票を実施した。与党・民進党が全力で支持する一方、野党・国民党は人選に強く反発。「国際的な笑い話、監察院廃止を主張しておきながら監察委員に就任」と書いた横断幕を掲げ、「恥知らず」と非難したほか、議場に設置された投票ブースを倒すなどし、不満を露わにした。

監察委員は主に政府を監督し、人権を保障する役割を持つ。委員は総統に指名され、立法院(国会)の同意を経て任命される。立法院院会での投票は無記名で行なわれ、立法委員全体の2分の1を超える同意があれば、就任が認められる。

国民党立法院党団の林為洲書記長は、指名を受けた陳師孟氏などがかねてから「監察院は盲腸」などと批判していたことを指摘。それにも関わらず、民進党政権となった現在は監察委員になろうと躍起になっていると非難した。

同日午前11時に開票が行なわれ、11人全員が過半数の賛成を獲得。就任が認められた。任期は2020年7月31日まで。

野党は国民党団と親民党団が棄権、時代力量は各議員に投票するか判断を委ねた。


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