桃園メトロの台北駅に設置されている自動手荷物預け機
(台北 16日 中央社)桃園国際空港第2ターミナルで、乗客自身で手荷物を預け入れる設備の導入が検討されていることが明らかになった。設置は拡張工事完了後の来年を予定する。同空港は混雑が深刻になっており、セルフ設備の導入によって、航空会社の作業の流れを加速させると同時に、出国審査の混雑緩和を図る。李建国副総経理(副社長)が14日、明らかにした。
交通部(交通省)民用航空局の統計によれば、同空港の昨年の年間利用者数は約4500万人に達し、収容能力を約1000万人上回った。
航空会社各社は空港内にセルフチェックイン機を導入しているほか、インターネット上で搭乗手続きを行うオンラインチェックインを推奨しているが、手荷物の預け入れはカウンターでの手続きが必要となっている。
現在、自動手荷物預け機が設置されているのは桃園メトロ(MRT)台北駅のみ。第2ターミナルのほか、建設中の第3ターミナルにもセルフチェックイン機と自動手荷物預け機を導入予定。第1ターミナルは設置可能な空間がないという。