士東市場でイージーカードで買い物をする柯文哲台北市長(右)
(台北 20日 中央社)台北市内士林区の伝統市場「士東市場」は19日から交通系ICカード「イージーカード」(悠遊カー)決済を導入、台湾初の“キャッシュレス市場”となった。前日に行われた記者会見に出席した柯文哲市長は、「お札や硬貨が不要になる暮らしを目指す」と述べ、イージーカードのさらなる利用拡大に期待を示した。(カー=上の下にト)
1階に野菜、花卉、肉類、鮮魚、日用雑貨など、2階に服飾品、骨董、宝石、フードコートなど約250店舗が集まる同市場。整然とした内部は衛生管理が行き届き、昔ながらの伝統市場の中でも“五つ星”と評される。
イージーカードは士東市場の加盟を記念し、同市場での買い物100台湾元(約380円)につき20元(約75円)、カード1枚当たり1日最大100元までの割引が受けられるキャンペーンを今月末まで展開している。