京都府がＪＲ亀岡駅北側（亀岡市追分町）に建設する「京都スタジアム（仮称）」の起工式が２０日、同市余部町のガレリアかめおかで催された。府や市の関係者約３００人が工事の成功と安全を願った。
スタジアムは地上４階建て延べ床面積約３万３千平方メートル。東京五輪・パラリンピックが開催される２０２０年春の開業を目指す。サッカーＪ２京都サンガＦＣがホームとして使用する予定で、収容人数は約２万１６００人。商業テナントや屋内クライミングウォールなども整備する。
山田啓二知事は「サッカーだけでなく、ラグビーやコンサートもできる。駅から３分の好立地を生かし、地域全体の活性化に役立てたい」と述べた。近くの河川に生息する国天然記念物のアユモドキにも触れ、「環境、開発、生活が調和した施設にしたい」と語った。
サンガの下畠翔吾選手ら３人と地元の小学生たちが一緒にボールを蹴り、祝賀ムードを演出した。