(招待客と和やかに語らう千宗守家元)
茶道武者小路千家の東京初釜が20日、東京都文京区の東京稽古場で始まった。訪れた各界の招待客は新春らしい雰囲気に包まれた茶室で濃茶を服し、温かいもてなしを楽しんだ。
茶室には戌(いぬ)年にちなんだ釜や香合が調えられ、千宗守家元が訪れた人たちと和やかにあいさつを交わした後、ゆったりと濃茶を練った。招待客は、順に味わいながら、床に掛けられた和漢の連句や茶碗についての説明に耳を傾けていた。
初釜は21日もあり、宗守家元と宗屋若宗匠が交代で計約500人をもてなす予定。