(子どもたちの力作を1点ずつ見極める審査員たち)
能書で知られた菅原道真を祭る京都市上京区の北野天満宮で19日、正月に書道上達を願って奉納された書き初め「天満書(てんまがき)」の審査が行われた。「戌(いぬ)年」や「希望」「飛躍」などといった子どもたちの力作を、書家がじっくりと見ていった。
この日は2~4日に境内で書かれた「神前の部」1370点と、自宅でしたためられた「家庭の部」1558点を、橘重十九宮司(69)や書家が1点ずつ評価した。京都新聞特別賞には橋本茉歩さん(大井小4年)の作品が選ばれた。
審査員を務めた書家日比野実さん(57)=左京区=は「よく書けている作品が多い。デジタルの時代だが手で書く文化がしっかりと受け継がれていることがよく分かる」と講評した。27日まで境内で展示する。
■「神前の部」のほかの受賞者は次のみなさん。
【京都新聞賞】村上夏美(大井小1年)井原稟乃(室町小2年)仲岡冴華(第6向陽小3年)森田裕生(奈良県田原本町立東小5年)中村公馨(志賀小6年)神谷莉愛(東輝中1年)水谷純哉(三重県桑名市立長島中3年)
【天満宮賞】平井莉世(ひかり幼稚園)斎藤壱樹(朱雀第四小1年)宮出紅羅(曽我部小2年)平井隆一(つつじケ丘小3年)藤谷優衣(詳徳小4年)福井真希(大井小5年)金子知樹(三山木小6年)山畠祐希(近畿大付属豊岡中1年)藤井姫流(西賀茂中2年)中野葵(洛南高付属中3年)