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車内で料理堪能、景色も満喫 京都・滋賀で観光ツアー広がる

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SNS用の写真撮影や食事を楽しむ中国人の若者たち



バスや鉄道で食事を楽しめる観光ツアーが、京都、滋賀で広がっている。景色と旬の料理を堪能しながら、効率的に見どころを巡れるのが魅力だ。ひと味違った観光を楽しみたい人たちから注目を集めている。

 高速バス会社のウィラー(東京都)は26日から、京都で「レストランバス」を運行する。和風の絵柄を描いたラッピングバスの1階にキッチン、2階に木目調のテーブル席やあんどん風の照明を配し、料亭のような空間を演出した。

 サントリー食品インターナショナルが運営する「伊右衛門サロン京都」(京都市中京区)と提携した朝食コースやおやつコース、旬の野菜を取り入れたおばんざいコース、京都の地酒が楽しめる晩酌コースの4種類を用意。京都駅周辺や岡崎地域、鴨川沿いを走行しながら、温かい食事を味わえる。価格は3500~3900円。

 ウィラーの広報担当者は「時間が限られている観光客にとって、観光と食事が一度に楽しめるのは強みになる」と狙いを語る。

 ウィラー子会社が運営する京都丹後鉄道の車両「丹後くろまつ号」では、3月から車内で提供する料理をリニューアルする。旬の魚や但馬牛を使ったランチなど3コース。走行ルートも変更し、海沿いの景色を楽しめるという。

 京阪電気鉄道は、内装を居酒屋風にしつらえた車両でおでんをつつく「おでんde電車」を2月の木、金、土曜の計12日間運行する。石山坂本線の浜大津駅から坂本-石山寺駅間を往復する行程で、おでんと弁当、酒やソフトドリンク3本が付き、1人3800円で乗車できる。

 2010年からほぼ毎年実施しており、「いつもとは違った雰囲気の車内を楽しみにしている人が多い」(広報部)という。30人以上の予約で貸し切り運行もできる。

 グループ会社の琵琶湖汽船(大津市)も、琵琶湖を運航する高速船「ランシング」でおでんを提供する「汽船deおでん」を今月25日から3月半ばまでの計21日間催す予定だ。


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