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フィギュア宮原の真面目さ称賛 真央さん支えたコーチ印刷用画面を開く

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小林れい子さん



フィギュアスケート女子で世界選手権に3度出場し、指導者として浅田真央さんを支えた同大出身の小林れい子さん(57)=横浜市=が、2月9日に開幕する平昌五輪に挑む若いスケーターたちを見守っている。「魔物がすむと言われる五輪は、やっぱり独特な場所。そこにたどり着くまでにどれだけ努力したかを考えると、本当にみんな立派」と感慨を込める。

 1968年グルノーブル冬季五輪に出場した岡本(旧姓石田)治子さん(72)=同大出=に師事し、小学生時代は広島県呉市から岡本さんが住む大阪に飛行機で通ったという。中学から大阪で生活し、79年に同大へ進学。世界選手権には79~81年に3年連続出場、80年の全日本選手権で初優勝を果たした。

 「無我夢中で試合のことはあまり覚えていない」と言うほど全力で競技人生を過ごした。大学卒業とともに競技を引退し、指導者の道を歩み始めた。

 2010年バンクーバー五輪では日本オリンピック委員会(JOC)の専任コーチとして浅田真央さんをサポート。11年に母親を亡くして落ち込んでいた浅田さんに電話をかけ、「まだやっていないことがたくさんあるのに、何で(スケートを)やめちゃうの。駄目だったら、いつでもやめられるよ」と優しく励ました。

 自身の現役時代を振り返ると、「普通の女の子のように遊んだことは一切なかった」という。「今の選手も同じだと思う。それぐらい人生を懸けている」。けがを克服して五輪切符を手にした宮原知子(関大・木下グループ、京都市中京区)を、「4年前はまだ子どもだったが、精神的に大人になった。調子がいい日も悪い日も、腐らず真面目に練習しているからこそ実を結ぶ」とたたえる。

 五輪は4年に一度、さらに演技するのは限られた日の数分間に絞られる。「1日の中でも調子の良い時間と悪い時間があるのに、その瞬間に合わせるのは神業のようなこと。金メダルは努力へのご褒美でしょうね」と思いを語る。


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