堀川沿いに並ぶ七夕飾りを楽しみながら歩く観光客ら
旧暦の七夕にあわせた観光イベント「京の七夕」が6日、京都市内の堀川、鴨川の主要2会場などで開幕した。家族連れや浴衣姿の若者たちが大勢繰り出し、イルミネーションやかがり火など、さまざまな明かりが彩る夏の夜を楽しんだ。
堀川会場では、御池通から一条戻り橋までの約1・5キロ区間に、40本のササ飾りをライトアップした「願い七夕」や「光の友禅流し」などのオブジェが並んだ。「光の天の川」では、竹で組んだ大きなアーチに約8万個のLEDを配して、満天の星空を表現。来場者は頭上で繰り広げられるドラマチックな光の明滅を楽しんだ。
京都市は日中、最高気温が37・9度(京都地方気象台調べ)に達し、3日連続の猛暑日となったが、イベント開始前に夕立が降ったこともあり、会場には時折涼しげな風も吹いた。
京都市や府などでつくる実行委員会の主催。12日までの連日午後7時から9時半まで。主要2会場以外にも、梅小路公園や二条城などでも関連イベントが行われる。