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日本統治時代から残る製糖工場、景観整備で当時の姿を再現/台湾

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(彰化 27日 中央社)日本統治時代にまで歴史をさかのぼる渓湖製糖工場(彰化県)で25日、糖業鉄道の関連施設など部分的な景観工事が開始された。往年の名残をとどめる扇形の転車台や給油施設、防空壕などが修復されるほか、展示コーナーや花壇、店舗なども整備される。

同製糖工場の前身は1919(大正8)年に開業した大和製糖会社。戦後、台湾製糖の工場として操業が続けられたが、事業は2002年に停止。その後、蒸気機関車などが展示され、かつてサトウキビの運搬で活躍したトロッコ列車にも乗れる観光施設として再出発した。現在は、地元の観光産業をけん引する「糖業鉄道文化パーク」として施設の充実を図る再生計画が進められている。

今回の工事はその計画の一環で、トロッコ列車が発着する「渓湖五分駅」周辺の一部区間が整備の対象となる。県の歴史的建造物に指定されている同駅は、1921(大正10)年に完成した木造建築。2016年に修復されており、景観工事が完了すれば、歴史的な味わいがより濃くなることが期待される。竣工は7月の予定。


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