(台北 28日 中央社)総合レジャー施設「横浜・八景島シーパラダイス」などを手掛ける横浜八景島(横浜市)は26日、台北市内で記者会見を開き、北部・桃園市で建設を進めている水族館について、デジタル技術を駆使したエンターテイメント性のある展示を行う方針だと発表した。水槽に触れて操作できる技術などが導入される「次世代型水族館」となる予定で、2020年1月の開業を目指している。
同社が展開する水族館の1つ「マクセルアクアパーク品川」の高橋直人館長が会見に出席。多くの台湾人が日本を訪れていることに触れ、双方の交流を一層促進するため、台湾を同社初の海外進出の地に選んだと説明した。
日本の水族館の海外輸出としても第1号となる同水族館。昨年8月、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)桃園駅付近の大規模開発エリア内で起工した。地上3階、地下2階建て、延べ床面積は約1万4800平方メートルで、水量は約3000トン。初年度の入館者数は約160万人を見込む。