京都府城陽市市辺の民家で、ロウバイの花が見頃を迎えている。厳しい寒さの中、かれんな黄色い花と甘酸っぱい香りが、訪れる人を楽しませている。
新聞販売業冨田保幸さん(60)方の庭に、祖父が約80年前に苗木を植え、徐々に増えた。現在は20本近くが群生し、市の「名木・古木」にも選ばれている。毎年この時期になると、市内外から多くの人が見学に来るという。今年は例年より10日ほど遅く、年明けに咲き始めた。現在は八分咲き程度。
冨田さんは「寒さが落ち着き、気温が上がれば一気に咲くと思う。自由に見て楽しんでもらえれば」と話している。見頃は2月半ば頃まで。