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台中市長、沖縄県浦添市長や市議らと面会 日台友好の架け橋構築に期待

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松本哲治浦添市長(左)の訪問を受ける林佳龍台中市長(右)。
中央は台中花博マスコットキャラクター「来虎」



(台中 31日 中央社)林佳龍台中市長は30日、沖縄県浦添市の松本哲治市長や島尻忠明市議会議長率いる訪問団と台中市政府で面会した。林市長は直行便が運航される台中―沖縄間の便利な交通を通じて観光発展や経済協力を促進し、日台友好の架け橋を築ければと期待を寄せた。

松本市長らの訪問は、台中の市政、経済の発展や地方自治体の行政運営について参考にするのがねらい。浦添市議会では昨年、「台湾友好議員連盟」が設立され、台湾との積極的な交流を図っている。今回の訪問団には同連盟に所属する市議が参加している。

台中を訪れるのは初めてだという松本市長は、台中の街並みや斬新な建築物に驚いたと話し、直行便や台中フローラ世界博覧会(台中花博、11月開幕)を通じて、沖縄の人々に台中について改めて知ってもらいたいと語った。

面会の場には、台湾で絶滅危惧種に指定されているベンガルヤマネコをモチーフにした花博マスコットキャラクター「来虎」がサプライズ登場。花博の会場となる后里区ではベンガルヤマネコが生息する形跡が確認されている。林市長は沖縄県の西表島に分布するイリオモテヤマネコとベンガルヤマネコの血縁が近いことに言及し、今回の交流を機に保護活動について理解を深めていきたいと述べた。

農業局によれば、同局はイリオモテヤマネコの保護を進める日本の取り組みを参考にするため、保護に関する覚書の締結などを計画しているという。

松本市長ら一行は29日には南部・嘉義市政府を訪問し、観光や文化、教育、起業などの分野における交流の促進を願った。


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