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台湾鉄道の通勤電車に新しいラッピング列車 里山の生き物が主役

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(台北 4日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は6日、里山の生き物を描いた新しいラッピング列車「里山動物列車」の出発式を開催する。行政院(内閣)農業委員会林務局とのコラボによるもので、各車両内のモニターで生物や自然風景などの画像を放映したり、さまざまな動物のポスターを貼るなどして台湾の生き物の多様性を伝え、乗客に人里に隣接する山の生態系への理解を深めてもらうのが狙いだという。正式な営業運転に入るのは8日から。

8両編成のEMU800型通勤電車に、ミナミメンフクロウ、ベンガルヤマネコ、セマルハコガメ、台湾のカエル類、タイワンキンギョ、カニクイマングース、タマシギ、センザンコウの8種類が描かれた。

出発当日の6日、列車は記者会見が行われる南港駅から出発し、目的地の福隆(午後0時17分着)を目指す。一般客が乗車できるのは汐科(午前11時13分発)からで、それ以降は沿線各駅で自由に乗り降り可能。帰路は福隆(午後0時55分発)-新竹(同3時59分着)間の運行。

台鉄によると、正式運行開始後は、原則的に縦貫線の通勤電車として基隆-新竹間を結ぶほか、場合によっては南部地区で運行されることもあるという。

南港駅では同日、汐科-福隆間の硬券と入場券が入った特製記念きっぷセットが販売される。1組100台湾元(約370円)で、600組限定。


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