(台北 4日 中央社)台湾は先月28日から強い寒気の影響により、北部を中心に広い範囲で寒さに見舞われている。台北市政府消防局は先月29日から今月3日にかけて心肺停止の状態で病院に運ばれ、死亡に至った人が47人に上っていると発表した。詳しい死因は病院が調査中だという。
中央気象局によれば先月28日夜から前線が接近したのに加え、大陸の強い寒気団が南下。3日には寒波が襲来し、早朝の気温は台南以北と宜蘭で9~11度に留まった。
気象局は4日から5日にかけて気温はさらに低下すると予想している。4日午前9時55分、台湾全土を対象に低温特報を発令。北部は雨となり、気温は1日を通して7~10度に留まるとみられている。同局は農林水産物の管理に注意し、防寒対策を心掛けるよう呼び掛けている。