(台北 5日 中央社)台湾ビールなどを手掛ける台湾煙酒(台酒、台北市)は酒の風味を生かしたラーメン風スナック菓子を今年中に発売する。同社は近年、インスタント麺の売れ行きが好調で、呉容輝董事長(会長)は、新商品も十分な需要が見込めるとしている。
同社は2015年末、酒齢15年の自社製花彫酒を使用した「花彫鶏麺」を発売し、爆発的な売れ行きを記録。昨年にはソースに自社製ワインを加えたパスタ風のインスタント麺を市場に送り出した。昨年、同社のインスタント麺の売上高は8億9000万台湾元(約33億3100万円)に上り、前年を約35%上回ったという。
台湾ではインスタント麺を茹でずにそのまま食べるスナック菓子が普及している。台湾で長く親しまれている「科学麺」や「王子麺」に加え、近年は韓国発の商品が人気を集めている。
呉董事長によれば、新商品の味は辛口とプレーンの2種類を予定。発売すれば、今年の売上高は10億元(約37億4200万円)を超えると見込んでいる。