(花蓮 11日 中央社)傅コンキ花蓮県長は11日、地震発生後消息が途絶えていた最後の2人が死亡したとの判断から、遺族の同意の下、生存者の捜索を打ち切る考えを示した。今後は重機でビルを解体し、遺体を搬出するという。(コン=山へんに昆、キ=草かんむりに其)
地震発生後、同ビルに入居するホテルに宿泊していた中国大陸出身の5人家族が消息を絶ち、10日までに大人2人、男の子1人の遺体が発見されていた。
傅コンキ花蓮県長によれば、残る大人2人の遺体は11日午前現在、がれきに押しつぶされており、約30人からなる特捜隊と専門家らが搬出作業を急いでいる。これで地震による死者は17人、負傷者280人超となった。