(台北 12日 中央社)台北市内で6日から開催されていた「台北国際ブックフェア」(台北国際書展)が11日、閉幕した。開催26回目となる今年の来場者数は昨年より5万人少ない約53万人だった。来年はドイツがテーマ国となる。ドイツ在台協会のマーティン・エーバス所長(大使に相当)は閉幕式で、フェアの質の高さと台湾人の読書への熱意を高く評価し、ぜひドイツ文化の魅力も体験してほしいと述べて次回に期待を寄せた。
文化部(文化省)の陳済民主任秘書は、今年のテーマ国、イスラエルに感謝の意を表明。また、規模や活力、文化的魅力、影響力などいずれにおいても他国と引けをとらないとして同フェアの国際性をアピールした。
今年は60カ国・地域から出版社684社が参加。日本からは社会学者の上野千鶴子さんや小説家の米澤穂信さん、吉本ばななさんなどが新刊発表会などを行ったほか、日台の絵本作家、きむらゆういちさんとジミー(幾米)さんの対談も行われた。