ほころび出した梅の花(京都市右京区・梅宮大社)
京都や滋賀の梅の名所で、紅白の花がほころび始めた。京都市右京区の梅宮大社では12日、早咲きの品種が寒さの中で凜(りん)としたたたずまいを見せ、参拝者の目を引いていた。
同大社の庭園には約40種類・450本の梅が植えられている。早咲きの「香篆(こうてん)」や「寒紅梅(かんこうばい)」が二~三分咲きになったが、寒さの影響で全体的に例年より開花が遅れているという。
庭園の梅は3月中旬ごろまで楽しめる見込みで、橋本以裕宮司(78)は「今後は一雨ごとに暖かくなり、開花が進んでほしい」と本格的な春の訪れを心待ちにしていた。