ドラマ「花甲男孩転大人」で演技を披露するクラウド・ルー
(台北 14日 中央社)歌手のクラウド・ルー(盧広仲)が主演する旧正月映画「花甲大人転男孩」の興行収入が9日の公開から3日間で1600万台湾元(約5868万円)を突破し、好調な滑り出しを記録している。台北市内で13日に行われたイベントに出席したチュウ・ヨウニン(瞿友寧)監督は、大台となる1億元(約3億6700万円)突破を楽観視し、現在の成績には「ほっとした」と喜びを示した。
同作は、昨年放送され話題を呼んだテレビドラマ「お花畑から来た少年」(花甲男孩転大人)を映画化したもの。ドラマでは一家を中心に、幼稚な男たちが成長していく姿を荒唐ながらも寓意を含んだ物語を通じて描いた。映画版はクラウドやツァイ・チェンナン(蔡振南)ら主要キャストはそのままに、ピーター・ホー(何潤東)やアイビー・チェン(陳意涵)ら人気俳優が特別出演し、華を添えている。
チュウ監督は、15日から始まる旧正月連休期間中に同作を見に家族で映画館に足を運ぶ人も多いだろうとし、同作が一年の終わりを円満に締めくくるのに役立てばと期待を寄せた。続編の製作予定については、現在のところ計画はないとしながらも、それぞれ欠点を抱える各登場人物にスポットを当てた作品製作の可能性をほのめかした。