(嘉義 14日 中央社)旧暦1月15日の元宵節(今年は3月2日)を祝う恒例イベント「台湾ランタンフェスティバル」が16日から南部・嘉義県の一部会場で始まる。同県での開催は11年ぶり。今年はシンガポールやインドのほかに、日本から岐阜県・美濃市、静岡県、千葉県なども出展し、異文化理解を促進する。
3月11日までの24日間、嘉義県政府前から国立故宮博物院南部院区までの一帯約50ヘクタールで開催され、会期、会場面積ともに歴代最大規模となる。3月2日から点灯が始まる故宮南院の会場では美濃市の和紙あかりアートのほか、お茶や鳥居、富士山など静岡県を連想させるランタン、大きなイチゴを抱える千葉県のマスコットキャラクター、チーバくんをモチーフにしたランタンも登場し、日台間のきずなを感じさせる。
メインランタンは県政府前広場に設置。先住民の子どもと犬が寄り添い、雲海に囲まれる阿里山の山頂に立つデザインで、高さは21メートル。元宵節当日の3月2日夜7時に点灯が開始される。
グルメを楽しめるコンテナマーケットやドローン(小型無人機)による光のショーも用意される。主催者側は、来場者により多くのサプライズを届けられるだろうと意気込んでいる。
同フェスは米ディスカバリーチャンネルで世界で最も素晴らしい祭典の一つとして紹介されたこともある。