台湾鉄路台南駅
内政部(内務省)都市計画委員会は9日、台南地区の鉄道地下化案を承認した。台南市の頼清徳市長は、「台南市民が長年待ち望んでいる重大建設の大きな前進だ」と計画の進展に期待を寄せた。
台南駅を含む周辺8.23キロの区間を地下化して2駅を新設、9カ所の踏切を廃止する計画。
一部沿線住民などから根強い反対の声が上がっていたが、内政部の花敬群政務次長によると、委員会では全員が台南地区の発展需要に合致するとして必要性などを強調。計画の推進を支持したという。
地下化には住宅254戸が影響を受けるとされており、頼市長は計画に同意していない住民と引き続き意思疎通を図るとしている。