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6日の配信開始以降、台湾でも旋風を巻き起こしている「ポケモンGO」。デパートやスーパーでは来客数が増加したほか、通信会社ではモバイル充電器の売り上げが伸びた。社員全体でゲームを楽しもうと、「ポケモン捕獲休暇」を実施する企業まで登場している。
デパート「微風百貨」によると、台北市信義区の店舗は多くのポケモンが出現するスポットとなっており、週末の来客数は通常に比べ2~3割増加。案内所でのモバイル充電器貸し出しサービス利用者も3倍以上に増えた。
量販店各店でも客足が伸びた。「カルフール」の同市内湖区の店舗には、アイテムを入手できる「ポケストップ」が3カ所あり、週末の来客数は平日の5割増しとなった。同社の広報担当者によると、無料のモバイル充電器も全て貸し出された。「a.マート」でも客足が倍増。モバイル充電器の販売数は平日の5倍以上になった。
通信業界にも恩恵がもたらされている。中華電信によると配信が開始された6日午前、全体のモバイルデータ通信量は通常の同時間帯に比べ約1割上昇。通信業者によると、データ通信使い放題プランの申込者数は先週末、先月同期に比べて明らかに増加したという。台湾大哥大の直営店では、モバイル充電器の売り上げが3倍になった。商機をにらみ、通信会社各社はポケモンユーザーをターゲットにした優待プランを続々と打ち出している。
保険ブローカーの磊山保険経紀人は、仕事を楽しむ精神にのっとって社員にポケモンGOを十分に楽しんでもらおうと、9日を休暇とした。同社は同日、全社員が参加可能な捕獲大会を開き、捕獲ボーナスも出す予定だという。